
よし!ホワイトニングをしてみよう!
と決めたはいいものの・・・
「歯に影響はないのか」「妊娠中や授乳中にホワイトニングはできるのか」
など疑問点が沢山ありますよね!
今回はこのようなホワイトニング前の疑問点について歯科衛生士歴10年以上の私が
お答えしていきますね!^^
これを見ればホワイトニングについての不明点が解消され
実際にホワイトニングをしよう!と思ってもらえるはずです!

ホワイトニングのQ&A〜治療前〜
Q1、医療ホワイトニングと非医療ホワイトニングの違いとは?
ホワイトニングは大きく分けると「医療ホワイトニング」と「非医療ホワイトニング」に
分けることができます。
ここでのホワイトニングとは主に「医療ホワイトニング」についての説明になります。
医療ホワイトニングは「歯科医療機関で歯科医師の検査・診断の結果に基づいて、
歯科医師あるいは歯科衛生士が、国によって製造販売が認められているホワイトニング材を
用いて行うホワイトニング」と定義されてます。
つまり安心安全に歯を白くすることが出来る方法ということです。
(ホワイトニングの種類について詳しくはこちら
悩んでいる方必見!本当に白くなるホワイトニングとは?を参考にしてみて下さい)

Q2,どれくらいの期間で白くなるのか?
A,ホームホワイトニングではほとんどの薬剤が1日2時間で2週間の薬剤使用を
推奨しています!(10%過酸化尿素を主成分とした製品の場合)
オフィスホワイトニングでは1回〜数回で白さを実感されることが多いと思います。
(もちろん歯の変色具合や変色原因にもよります)

Q3,歯に影響はないのか?
A,基本的に適切な方法で使用すれば歯を傷めることはほとんどありません。
ただ、使用方法を守らなかった場合や、
日本で認可されていない薬剤を自己流で使用した場合は
歯や歯茎を傷める可能性はあります。
また正しく使用しても、どうしても軽度の知覚過敏が生じることがあります。
その場合は知覚過敏用の歯磨き粉を使用する、医院で知覚過敏用の薬剤を塗布する
ホームホワイトニングのマウスピース装着時間を短くする(医院との相談必須)
などの対応があります。
ただ、しみ具合によっても対応が変わるため
ホワイトニングを実施した医院やサロンに相談することがおすすめです。

(知覚過敏についての詳細はこちら
あなただけではない!私も歯がしみるんです・・・をご覧ください)
Q4,妊娠中や授乳中にホワイトニングはできるのか?
A,国によって製造販売が認められているホームホワイトニング薬剤においては
妊娠、授乳中は使用禁忌との記載がありました。
またオフィスホワイトニングにおいてもほとんどのものが使用禁忌になっていました。
(2025年6月現在)
妊娠授乳中においては薬剤の安全性がまだ確立されていないことから使用禁忌になっている
薬剤が多いようです。以上のことからホームホワイトニング、オフィスホワイトニング問わず
妊娠、授乳中は使用しないことが望ましいです。

Q5,ホワイトニング効果を謳う市販のホワイトニング製品との違いは?
A,市販されているホワイトニング製剤は様々な形状のものがありますが
基本的に日本で市販されているこれらの製品には歯の漂白成分(歯を白くする成分)
は配合されず、歯の表面の着色(ステイン)を除去するようなものが多いです。
つまり市販のホワイトニング製剤では歯を白く変化させることは出来ない
場合が多いです。

Q6,薬(テトラサイクリン製剤)による変色でもホワイトニングで歯が白くなるのか?
A,顎の中で永久歯が作られる乳幼児期に薬(テトラサイクリン系抗菌薬)を
内服した影響で、その後に生えてくる永久歯が変色する場合があります。
これがテトラサイクリン製剤による歯の変色です。
内服した時期や期間により変色の程度は様々ですが
この薬による変色をホワイトニングで白くすることは難しいと言われています。
特に重度の場合はホワイトニングではなく被せ物や詰め物などで対応することが多いです。
ただホームホワイトニング剤である「オパールエッセンス10%」の冊子には
「テトラサイクリンによる染色にも効果があります」との記載があることから
ホワイトニング効果が得られる可能性はあります。
また、オフィスホワイトニングにおいては5つ中4つの薬剤に
「重度のテトラサイクリン変色歯」には「効果を期待出来ない」または「本品を使用しない事」
との記載があり、オフィスホワイトニングでは効果は得られない可能性が高いと考えられます。

ホワイトニング治療前のまとめ
以上ホワイトニング治療前の疑問点についてお答えしました!
今回の記事でホワイトニングに悩まれる方の
疑問が解消されれば嬉しいです^^
最後までご覧いただきましてありがとうございました!^^
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