
子供が大人しく歯磨きさせてくれない!
乳幼児期はあるあるですよね。泣
言葉で伝えてもまだ分からない時期やテレビやyoutubeをしっかり見れる程の
集中力がない乳幼児期の仕上げ磨きは親にとってなかなか苦行ですよね・・・。
我が家の場合、息子がまあ大変でした・・・。
娘に比べて言葉の理解が遅く、説明をしても分かってくれない時期が長かったというのと
まあ力も強い!!笑 完全拒否されると大暴れするので正直
毎日「仕上げ磨きが憂鬱だ・・・」と感じていました。(おいおい歯科衛生士・・・笑)
そんな中我が家の解決方法それは!!!押さえつけて磨く!!!です^^
いつも我が子は押さえて磨いてきました!理想は下の絵のような状態ですが・・・
我が家の場合体勢はこのままで、子供の頭⇨母の股の中で固定 子供の両手⇨母の両足で押さえる
というスタイルです。


もう少し良い方法ないんですか・・・?
と思われた方・・・すみません・・・^^;
ただ言葉が理解できるようになるある程度の年齢までは仕方がないと考えています。
なぜならばそもそも仕上げ磨きの本来の目的は
虫歯リスクの高い場所の歯垢をきちんと落とすことだからです!
本人も保護者もハッピーな磨き方があれば一番いいのですが
それを優先するあまり、この本来の目的が達成されなければ
仕上げ磨きをする意味がありません。
ただ抑えて磨けとお伝えしたいわけではなく
ポイントはいくつかありますので以下にあげていきます
仕上げ磨きのポイント
- 虫歯リスクが高い部位を中心に
- 短時間で磨く
- フッ素を使用する
- 終わった後はしっかり褒める
一つずつお伝えしていきます。

虫歯リスクが高い部位を中心に
上の前歯→奥歯が生えてきたらその奥歯のかむところと外側→歯の間の隙間
何がなんでもとにかくこの部位を中心に磨きましょう!
ちなみに歯の隙間が狭い場合は糸ようじを使用します
(糸ようじについては糸ようじって難しいですよね?にまとめてあります)
極論この3点を磨いていれば虫歯に間してはokです^^
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下の前歯は磨かなくていいの?
と思われた方!そうですよね!ただ下の前歯は歯石という歯垢が固まったものが付着しやすいものの、唾液がよく出る部位なので虫歯リスクはとても低いのです。
そのため最悪ここは最後にササッとで大丈夫です。
⚠︎反対に下の前歯に虫歯ができる状態のお子さん(大人も)は
虫歯リスクがそもそもすごく高いと考えて頂いて良いかと思います・・・
短時間で磨く
1で示した部位に絞ってピンポイントで短時間で磨いていきましょう。
この時にある程度、寝かせて抑えてしまった方がダラダラと時間がかからず
子供達の嫌な時間を最短にすることができます!
フッ素を使用する
フッ素とは市販されている大半の歯磨き粉に配合されている虫歯予防成分です。
このフッ素は正しく使用することで、有効性と安全性が認められたエビデンス(科学的根拠)のある虫歯予防方法であり、世界保健機関(WHO)をはじめ公的機関が活用を推奨しています。
使用量の目安は下図を参考にしてみて下さい。
年齢 | 使用量(写真は約2cmの歯ブラシ2)) | フッ化物濃度 | 使用方法 |
---|---|---|---|
歯が生えてから2歳 | 米粒程度 (1~2mm程度) ![]() | 1000ppmF (日本の製品を踏まえ900~1000ppmF) | ・就寝前を含めて1日2回の歯みがきを行う。 ・1000 ppmFの歯磨剤をごく少量使用する。歯みがきの後にティッシュなどで歯磨剤を軽く拭き取ってもよい。 ・歯磨剤は子どもの手が届かない所に保管する。 ・歯みがきについて専門家のアドバイスを受ける。 |
3~5歳 | グリーンピース程度 (5mm程度) ![]() | 1000ppmF (日本の製品を踏まえ900~1000ppmF) | ・就寝前を含めて1日2回の歯みがきを行う。 ・歯みがきの後は、歯磨剤を軽くはき出す。うがいをする場合は少量の水で1回のみとする。 ・子どもが歯ブラシに適切な量をつけられない場合は保護者が歯磨剤を出す。 |
6歳~成人・高齢者 | 歯ブラシ全体 (1.5cm〜2cm程度) ![]() | 1500ppmF (日本の製品を踏まえ1400~1500ppmF) | ・就寝前を含めて1日2回の歯みがきを行う。 ・歯みがきの後は、歯磨剤を軽くはき出す。うがいをする場合は少量の水で1回のみとする。 ・チタン製歯科材料が使用されていても、歯がある場合はフッ化物配合歯磨剤を使用する。 |
歯磨剤のフッ化物濃度は高いほどう蝕予防効果が高いと考えられるが、飲み込みによるリスクを考え、年齢別の推奨をおこなっている。歯の形成期である乳幼児・小児に対しては、歯のフッ素症のリスクと5)、う蝕予防のメリット4, 9)のバランスを考慮する必要があり10)、メリットがリスクを上回ると考えられる利用法が推奨されており8)、本推奨もこれを踏襲した。
公益社団法人 日本小児歯科学会より引用
ここで注意したいのは使用量もさることながら、「フッ化物濃度」というフッ素の濃度です。
歯磨き粉には濃度の記載があるものと、ないものがあります。これは大人の歯磨き粉も同じです。
乳幼児期の場合、上記に挙げた日本小児歯科学会が推奨している
フッ素濃度はいずれも900〜1000ppmという濃度です。
歯磨き粉や歯磨きジェルを購入される時にはこのフッ素が配合されているかどうか、また濃度も
必ず確認するようにしましょう。
以下の歯磨き粉は900ppm〜1000ppmの濃度を満たしていますので参考までに挙げておきますね。
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また、我が子の場合は歯磨き粉やジェルを使用した方が「おいしい」という理由で比較的穏やかに
仕上げ磨きさせてくれるようになっていきました。笑
これは好みや食への関心度によっても変わると思いますがこの「味」に期待して
色々な種類の歯磨き粉やジェルを試されるのも一つではないかと思います^^
終わった後はしっかり褒める
当たり前ではありますが、頑張ったあとはしっかり褒める!
我慢して磨かせてくれた我が子はしっかり褒めてあげて明日の歯磨きに繋げていきましょう!
・押さえつけはあくまでも歯磨き時間を短時間にするため。
・虫歯リスクが高い部位を押さえて、適切な量のフッ素を使用することで
仕上げ磨きの効果を高めよう!
少し大きくなってきて動画などに興味が出てきたなど成長が見られた時は
歯磨きの時だけアニメや動画を見たり、歯磨きアプリの使用などで
押さえつけなくても少しずつ大人しく歯磨きできることが増えると思います。
それまでの間は子供のためと割り切って仕上げ磨きをすることは大事ではないかと考えます。
以上参考になれば嬉しいです^^
⚠︎押さえつけることを推奨しているわけではありません。
お子さんの様子を確認しながら、怪我などにはくれぐれもご注意下さい。
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