歯科衛生士として市販から歯科専売品などなど色々な種類の歯ブラシを使用してきましたが
私が歯ブラシに求める条件をご紹介します ^^
ちなみに当たり前ではありますがお口の中の状態は人それぞれです
その方に合った歯ブラシはお口の中を見てみないと分かりません。
以下の条件が万人におすすめというわけではないのですが参考になれば嬉しいです!
- 歯ブラシの横幅が大きすぎない
- 毛の硬さがふつう
- 毛先が細すぎない
- お値段が高すぎない
- 比較的どこでも売っている
です!これを満たすものが結局使いやすいと思っています。
1つずつ説明していきますね
歯ブラシの横幅が大きすぎない
歯ブラシの横幅と言うのは歯ブラシによってかなり個体差があります。
そしてこの横幅が大きいと以下の事が起こり得るためです
1、操作性が悪く歯ブラシがスムーズに動かしにくいことが多い
2、特に一番奥の歯に歯ブラシを届かせることが難しい
3、歯ブラシが歯ぐきに当たってしまい擦れて痛い
以上の理由により横幅が大きすぎないものを選びます。
横幅が小さい(細い)代表的な歯ブラシは下のような物です。⇩

特に女性の方の場合お口の大きさや歯自体が小さいことも多いため
横幅の大きい歯ブラシをおすすめすることはあまりありません。
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⚠︎ただ反対に・・・⚠︎
元々歯そのものが大きい方や歯茎の位置が下がって磨くべき面積が広くなった方また短時間で大まかな歯垢を除去したいというややズボラな方には横幅の大きい歯ブラシの方が効率的に磨きやすいです。
下のような歯ブラシが代表的です。


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やはり長所と短所は表裏一体です。
それぞれの歯ブラシにはそれぞれの良さがあると言えますね^^
毛の硬さがふつう
歯ブラシは主に歯垢(柔らかい細菌の塊)を除去するために行います。
そしてこの歯垢という汚れは機械的に擦らなければ除去することが出来ません。
そのため歯ブラシにはある程度の硬さがあった方が歯垢を除去しやすいのです。
実際に患者さんでも1日3回磨いていても「なぜか歯垢が残りやすいな・・・」と思う方がいますが
歯ブラシを伺うと毛の硬さがかなり柔らかいものを使われていることがあります。
⚠︎ただ反対に・・・⚠︎
歯医者で「歯磨きの力が強いですよ」と言われる方や力が強い自覚がある方、もしくは一時的に歯ぐきが腫れて磨くと痛いような場合は少し柔らかめの歯ブラシを使用した方がいい場合もあります。
毛先が細すぎない
こちらは「毛の硬さ」の理由と似ていますが
あまりに毛先が細すぎると歯垢が落ちないわけではないのですが
歯垢を落とすのに時間がかかり、歯垢除去効率が悪いのです。
下の歯ブラシのように毛先がフラットな歯ブラシの方が効率的に歯垢除去がしやすいと
感じています。(これは”タフト®24”という個人的に好きな歯ブラシの一つです^^)

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⚠︎ただ反対に・・・⚠︎
ゆっくり時間をかけて磨ける方や、歯科医院にて「よく磨けています」と言われるような歯磨き上級者であれば特に問題はないです。
このような歯ブラシですね⇩

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(本当に不思議なんですが患者さんの中でも、この毛先が細いタイプを使用されていても上手に歯垢を落とされている方も多くおられます。私はこの毛先が細いタイプは歯垢を落とすのに時間がかかると感じるのですが、本当に使用される方によって違うので毛先が細い=ダメ というわけではもちろんありません)
お値段が高すぎない
これも個人的には大事なことと考えています。
何故ならお値段があまりに高価すぎると歯ブラシの交換時期に捨てるのを躊躇してしまいやすいからです。
「せっかく高い歯ブラシを買ったからもったいない」というやつですね^^笑
(関西人の感覚だったらスミマセン・・・笑)
毛先の開いたハブラシは新品の歯ブラシに比べると歯垢除去率が約40%落ちるとも
言われています。 せっかく頑張って磨いているのに歯ブラシを交換しないという理由だけで
歯垢が残るのはそちらの方が”もったいない!”ですよね。
結果的に交換時期がきたら迷わずにすぐに捨てられるくらいのお値段の方が
歯垢除去効果の高い歯ブラシをずっと使ってもらえることに繋がります。
比較的どこでも売っている
当たり前ですが歯ブラシは一度買ったらずっと使えるような類のものではなく
かなり交換回数が多い消耗品です。
だからこそ比較的いつでもどこでも売っていて買えるというのは大事だと感じてます。
今はネットでいつでもどこでもどんな物でも購入は出来ます。
ただ患者さんとお話していると、やはりお買い物の時に見かけた商品を気にされていたり
購入されている方が多いとも感じますし
交換時期になった時にサッと買い替えができるような物の方が理想的です。
(患者さんにおすすめしやすいという点でも私はドラックストアにあるものや歯科医院で売っている(その場で買って帰れる)歯ブラシをおすすめすることがほとんどです^^)
いかがでしょうか?以上が歯ブラシに求める条件になります。
ただ最初にお伝えしたようにお口の中は千差万別ですので
全ての方におすすめの歯ブラシはありません。
反対に全ての歯ブラシには利点と欠点があります。
最終的にはやはり歯科検診にて「自分だけに」おすすめの歯ブラシを
聞いてみられることをおすすめします。
(以前記事 歯科検診って何するの?痛くないの?に歯科検診の内容や痛む可能性がある施術などをまとめていますので、どんなことをするのか心配な方はこちらも見てみて下さい)
また、今後は一つ一つの歯ブラシの使用レビューなどもしていきますので
そちらも参考にしてみて下さいね^^以上参考になれば嬉しいです^^
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