今回は歯磨きの力についてお伝えします。
基本的に歯磨きの力は約150gから200gくらいの力で
小刻みに動かして磨くことが推奨されています。
(ただ使用する歯ブラシや電動ブラシによってはおすすめの力や動かし方が違うので
基本的には説明書通りの動かし方や力をおすすめします)
では、歯磨きの力が強いと歯ブラシはどうなるのか・・・?
歯ブラシがひらき・・・こうなります!⇩⇩⇩
下写真をご覧下さい。(使用後の歯ブラシが写りますので苦手な方は見ないで下さいね)


いかがでしょうか?ちなみにこれは主人の歯ブラシになるのですが(笑)
◇使用頻度としましては1日2回 期間は約1ヶ月間
(厳密にはこの歯ブラシの時は1ヶ月以上経っていたとは思います・・・すみません・・・)
◇使用する人物の情報⇨歯並びは良好、喫煙なしです
◇歯ブラシはGUMの#211 硬さは”ふつう”です
(ちなみに毛の細さは”先細”という記載がありますが正直毛先が細すぎるという
感覚はなく、歯垢が落としにくいような感覚はありません。)
商品番号 | #191 | #191 | #211 | #211 |
---|---|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
ヘッドサイズ | 3列超コンパクト | 3列コンパクト | ||
![]() | ![]() | |||
毛の特長 | 弾力毛 軽いチカラで 歯周プラークを弾き出す | |||
毛先の細さ | ★ 先細 | |||
毛先の ざらざら度 | ★ | |||
かたさ | ふつう | かため | ふつう | かため |
↑SUNSTAR ホームページより引用
結論!約1ヶ月の使用でこの歯ブラシのひらき方は力が強すぎる!です。
1日2回程度の歯磨きでこのような状態になっていないかどうか
一度ご自分の歯ブラシを確認してみて下さい。これに近い状態の方は
一度歯科医院にて歯磨き指導を受けた方がいいかもしれません。
一方、同じ時期に使用していた歯科衛生士歴10年以上の私の歯ブラシはこちらです⇩


◇使用頻度は1日2〜3回 期間は約1ヶ月間
(こちらも1ヶ月以上使用していたと記憶しています・・・すみません・・・)
◇使用している人物の情報⇨前歯に一部歯列不正有り、喫煙なし
◇歯ブラシはGUM#166 硬さは”ふつう”です
こちらは”超先細”という毛の細さで先ほどの#211の歯ブラシよりも更に毛先が細い
という表記があります。
(ただ、こちらも#211同様、毛が細すぎて歯垢が落ちにくいような感覚は全くありません。)
商品番号 | #166 | #166 |
---|---|---|
![]() | ![]() | |
ヘッドサイズ | 3列超コンパクト | |
![]() | ||
毛の特長 | 弾力毛 軽いチカラで 歯周プラークを弾き出す | |
毛先の細さ | ★★ 超先細 | |
毛先のざらざら度 | ★★ | |
かたさ | ふつう | やわらかめ |
使用頻度は私(下の歯ブラシ)の方が多く1日2,3回、毛の細さも細いにも関わらず
下の歯ブラシの方が、あまり開いていないことがわかっていただけたと思います。
これがいわゆる歯磨きの力の違いということです。
ひらいた歯ブラシは見た目が悪いというだけではなく
歯垢落ちが悪くなってしまう、またひらいた毛先が歯ぐきに
当たることで痛みが生じるなどせっかく歯磨きするにも関わらず悪影響が出るようになります。
歯磨きの力が強い人におすすめすること
- 硬くない歯ブラシ
- ペン持ち
- 毛先がふつうの歯ブラシ
硬くない歯ブラシ

力が強いのであれば歯ブラシが開かないように
硬さも”かため”の方がいいのでは?
と思われるかもしれまでせんが、力が強いのに歯ブラシも”かため”だと
いわゆる「擦りすぎ」になってしまいます。
硬い歯ブラシは確かに歯ブラシが開きにくいかもしませんが歯ぐきが痩せてしまう、
また歯を擦りすぎてすり減るリスクも上がってきます。
そのため歯磨きの力があまり強い方は歯ブラシの硬さは”やわらかめ”
もしくは”やわらかめ”はすぐにひらくという方は”ふつう”をおすすめします。

ペン持ち
力が弱い方に「力を入れて磨いて下さい」というのは比較的簡単ですが
力が強い方に「力を入れずに磨いて下さい」というのは非常に難しいです。
「力を入れないように磨く」というよりも「力が入りにくい磨き方」に変更する方が
簡単です。そのためには握り持ちではなく、ペン持ちがおすすめです。

毛先がふつうの歯ブラシ
近年よく見かける「極細毛」と言われる毛先が極細の形状になっている歯ブラシ。
これは基本的に歯ブラシの力が強い方にはおすすめではありません。
「毛先が細いが故に歯ブラシがすぐにひらく」というのももちろんありますが
そもそもこの極細毛タイプは歯磨きの力の問題以前に
上手に使用できなければ、歯垢落ちが良くないからです。
(ただ例外的に上手に歯垢を落としておられる方もおられます。
歯ブラシに求める条件こちらも参考にしてみて下さい)
いかがでしたでしょうか?
ご自分の歯ブラシがどちらの状態にに近いのか、一度確認してみて下さいね!
以上、参考になれば嬉しいです^^
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