今回は「小林製薬 やわらか歯間ブラシ」
サイズは一番細い「超極細タイプ」を使用してみましたので
詳細をお伝えします!

まず結論・・・
「やわらか歯間ブラシ」は歯間ブラシを通すのが苦手な方や
歯茎への刺激が心配な方におすすめの歯間ブラシです!
以下に詳細をお伝えします。
やわらか歯間ブラシの商品説明
ワイヤーを使わないゴムタイプの歯間ブラシ


何といってもこブラシ部分がゴムであることが一番の特徴です。
上が従来型のワイヤータイプ(サイズは一番細い4S)、
下が今回使用した「やわらか歯間ブラシ」(超極細タイプ)
になります。
正確にお伝えするとこのブラシ部分はゴムではなく
「熱可逆性エラストマー」と言われる素材が使用されていました。
〜熱可逆性エラストマーとは?〜
エラストマーとは、ゴム弾性をもつ素材・材料のことで、熱を加えると軟化し、
冷やせばゴム状に戻るものを「熱可塑性エラストマー」と言います。
ちなみにこの「熱可逆性エラストマー」は熱で色々な物に加工できるので
日用品(ハブラシの持ち手や筆記用部)や、自動車用品、医療器具(チューブや輸血パック)
その他、幅広くの物に用いられている安全性の高い材質です。
狭い歯間にもスムーズに挿入できる先端先細加工
下の写真は一番細いタイプなのでわかりにくいですが
先端が一番細くなっているので、歯の間に挿入する際に入りやすい
形状になっています。

サイズは全4種類
今回使用したの一番細いタイプである「超極細タイプ」ですが
サイズは超極細タイプ・極細タイプ・細いタイプ・太いタイプ
の全4種類になります。
超極細タイプ(SSSS~SS)⇨ 今回はこちらを使用
・市販品の歯間ブラシでSSSS・SSS・SSサイズをご使用の方向け。
・ブラシの先端はSSSSサイズ、中央はSSSサイズ、根元はSSサイズの歯間を目安に設計。

極細タイプ(SSS~S)
・市販品の歯間ブラシでSSS・SS・Sサイズをご使用の方向け。
・ブラシの先端はSSSサイズ、中央はSSサイズ、根元はSサイズの歯間を目安に設計。
細いタイプ(SS~M)
・市販品の歯間ブラシでSS・S・Mサイズをご使用の方向け。
・ブラシの先端はSSサイズ、中央はSサイズ、根元はMサイズの歯間を目安に設計。

太いタイプ(M~LL)
・市販品の歯間ブラシでM・L・LLサイズをご使用の方向け。
・ブラシの先端は先細加工、中央はMサイズ、根元はLLサイズの歯間を目安に設計。

上記は小林製薬のホームページより引用
先端が一番細く、根本が太いという形状になっており1サイズで3サイズを
兼ねている太さ設定になっていました。
使用感と感想
・前歯の間への通りやすさ ★★★★★
・奥歯の間への通りやすさ ★★★☆☆
・歯垢落ち ★★★☆☆
・コスパ ★★☆☆☆
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良かったと感じた点
①歯間ブラシが「痛い」「怖い」と思われる方にはおすすめ
ブラシ部分が全てゴムになっていることから
歯茎を突いてしまってもあまり痛みがないと言うのが
一番の利点だと感じました。
日々の診療の中でも一定数の方は「歯間ブラシは怖い」「痛いから苦手」
と言う方はおられるため、そういった方にはお試ししやすい
歯間ブラシだと感じました。
②独特の「キュッ」という感覚がくせになる
使用してみるとストレスなくスッと歯の間に挿入でき
少し動かすと「キュッ」という従来の歯間ブラシでは感じなかった
感覚が少しクセになるような使い心地でした。
少し残念だった点
①歯垢落ちがワイヤータイプに比べるとやや劣る
従来から売っているワイヤータイプだと真ん中にワイヤーが入っており
その周りにブラシがついています。そのブラシ部分で歯垢を落とす効果が
高いのですが今回の商品の場合、ブラシ部分がゴム(可逆性エラストマー)であるので
ツルッと挿入できる分、歯垢落ちがやや劣る印象でした。
②奥歯にはやや入りにくい
今回使用したやわらか歯間ブラシだと取っ手が短く、かつ真っ直ぐの形状で曲がらないので
奥歯に通す時にはやや通りにくい印象でした。

従来型のワイヤー歯間ブラシは取っ手が短くても上写真のように
付け根からしっかり折り曲げると奥歯にも通りやすいのですが
「やわらか歯間ブラシ」は硬くて、曲げることができませんでした。
奥歯に通りやすいL字型のやわらか歯間ブラシはSSS〜Sサイズのみ
販売していましたので、サイズが合えばこちらを使用されると
奥歯にも使用しやすいと思います。

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③コスパがやや悪い
小林製薬のホームページ上では
「衛生上および機能上、本品1本につき1回のご使用をおすすめします。」
とのことでした。確かに衛生上は使い捨ての方が理想的ですが
機能上でも使い捨てが推奨のようです。
ただ、そうなるとやはりコスパはやや悪いと言えそうです。
使用後の「やわらか歯間ブラシ」の状態
「やわらか歯間ブラシ」は使い捨て推奨の商品ですが
自己責任で3回使用し、従来のワイヤータイプと比較してみました。
(以下使用済み歯間ブラシの写真ですので、衛生的に苦手な方はお控え下さい)
「やわらか歯間ブラシ」の使用後

上が使用前、下が3回使用後になります。
私は一番奥の歯の隙間まで歯間ブラシを通すことができるため
この部分に挿入する際に取っ手が短く入りにくく、何度もやり直すうちに
先端が曲がってきてしまいました。(これでも少し真っ直ぐにしてみたのですが・・・)
そのため、当初は1週間使用と換算して7回は使用したかったのですが
先端が曲がって入りにくく、断念しました。
ただ前歯のあたりだけ使用するような方は上写真のように曲がることは
ないでしょうし、突起の部分は細いものの意外にもへたることはなかったため
複数回使用することは可能かと思います。
ただメーカーは使い捨てを推奨していますので、個人的には使い捨てをおすすめします。

以上を踏まえると前歯付近には問題なく使用出来、
奥歯まで通すにはやはり「やわらか歯間ブラシ L字カーブ」
が適していると言えます。ただこちらはSSS~Sサイズだけですので
今後サイズ展開が増えていくことを期待します!
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ワイヤータイプの使用後

上が使用前、下が3回使用後になります。
こちらのワイヤータイプは根本から折り曲げて使用することが可能なので
先端が曲がることもなく使用しやすかったですが
比較すると使用後の下の歯間ブラシの方がややブラシ部分がへたって見えます。
ただこちらは複数回使用ができるものですのでもう少しブラシがへたる
までは使用できそうです。

「やわらか歯間ブラシ」がおすすめの方
- 歯間ブラシで歯茎を刺してしまうことが多い
- 歯間ブラシが痛そうで苦手
- 歯間ブラシデビューの方
- 以上のような方にはおすすめの商品と言えます。
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まとめ
以上より、今回の「やわらか歯間ブラシ」は
「歯間ブラシが苦手な方」や「コスパよりもとにかく痛みがない事が重要な方」
にはおすすめの歯間ブラシです。
ただ「一番おすすめの歯間ブラシですか?」と聞かれると
歯垢落ちにやや不安がある分、個人的にはそうではありませんが
歯間ブラシが苦手な方は一定数おられますので、そういった方の
お試し用には最適ではないかと感じました。
以上、歯間ブラシ選びの参考になれば嬉しいです!
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!
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