
歯科検診って何するの?痛くないの?
別記事にて「歯科検診を受けて下さい!!!」としつこくお伝えしていましたが
歯科検診って何するの?痛くないの?問題・・・
そもそも痛かったら行きたくない!と思われて当然です。
だって今、何か痛い症状があればきっと治療を希望して歯科医院に
行きますもんね・・・^^;
今痛くないのに歯科検診が痛いなら行きたくないというのは当然だと思います。
私個人としましては「歯科検診自体は痛みはない」とお伝えしたいのですが
正直なお話・・・検診内容が痛くないかどうかは分かりません。
・・・というより、当たり前ではありますが痛みが出るかどうかは患者さんの口腔内の状態によるからです。
それではもう少し歯科検診の内容を詳しくご説明していきましょう^^
今回挙げるのは当院での流れになるため一例ではありますが、大まかな内容を理解していただけるといいかと思います。
歯科検診は何をするのか、どの項目に痛みが出る可能性があるのか
内容を知ることで、ぜひ恐怖心を和らげていきましょう!
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歯科検診の内容
- 問診 →問診票を確認し主訴や既往歴、内服薬の確認
- レントゲン撮影 →レントゲン撮影をして虫歯、歯周病の状態を確認
- 口腔内診査 →虫歯の有無や粘膜の状態、歯並びなど口腔内全体の確認
- 歯周組織検査(歯周病の検査) →歯茎の溝(歯周ポケット)の深さを測定し歯周病の状態を確 認
- 患者さんに現状をお伝え →主に虫歯、歯周病の有無や今後の治療方針などをお伝え
- スケーリング(歯石取り) →歯周病の原因の一つである歯石を取り除く
- 歯面清掃 →専用の電動ブラシや歯磨きペーストを使用して清掃
多少の内容の違いや、前後はありますがこのような流れです。
歯科医院によっては更に口腔内写真撮影(正面、横、噛む面のお口の中の写真を撮影)や
ブラッシング指導、歯の動揺度(揺れ具合)のチェック、フッ素塗布などの薬剤塗布などもあり
もちろん当院でも患者さんの状態により多少の内容の違いはありますので
上記にあげたものが全てではありません。
そしてこの全ての中でも痛みが出る可能性がある項目は主に
歯周組織検査(歯周病の検査)とスケーリング(歯石取り)です。
(もちろん虫歯治療があればそれが一番痛みが出る可能性が高いですが”検診内容”に限ってお伝えするとこの二つとなります。)
反対にお伝えすると
この二つが乗り切れれば歯科検診は怖がる必要性はない!ということです^^
歯周組織検査とスケーリングとは?
歯周組織検査とは歯と歯茎の間に目盛りのついた器具を挿入し
歯茎の溝の深さを測定することで歯周病の進行具合や炎症状態を知る検査です。

歯茎を刺すなんて痛そう・・・
と思われる方も多いと思いますが実際には
歯茎が健康な方であれば、ほぼ痛みが出ることはありません。
ただ反対に、歯周病が進行しておられる方は歯茎に炎症(歯茎に赤みが出たり血が出る状態)が起こっているため、検査時に痛みが出やすいです。
(ちなみに私も毎日のようにこの歯周組織検査を行っていますが、歯周病が進行した方でなければ”痛む”と言われることはほとんどありません。)

そしてもう一つのスケーリングとは
歯石と言われる石灰化した硬い汚れを除去することを言います。
この歯石は個人差があるものの非常に硬く除去する際に痛みを伴う場合があります。
ただこの痛みに関しては表面麻酔(麻酔の塗り薬を歯茎に塗布すること)や
浸潤麻酔(いわゆる歯科用の麻酔の注射)を使用する事でかなり緩和されますので心配な方は
歯科医師または歯科衛生士に相談してみて下さいね。^^
(このスケーリング時の痛みについてはまた別記事にて詳しく投稿しますね^^)


いかがでしたでしょうか?
このように歯科検診の際に起こりうる痛みには個人差があるものの主にこの二つであると言えます。
参考になれば嬉しいです!^^

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